満月の日に、五感を研ぎ澄ます特別なおもてなし。

キャビアと日本酒の一日限りのプレミアムテイスティング
【日時】2026年8月28日㈮ 【会場】代官山AL gallery
8月の満月は、「Sturgeon Moon(チョウザメ月)」。
MadamSturgeon.Caviar設立時から、ずっとあたためてきた特別なテイスティングイベントを、このロマンある満月の日に開催いたします。
ただ味わうだけではなく、キャビア本来の魅力と奥深さに触れ、ご自身の五感で愉しむ——。食材の豊かさと出逢う、知的好奇心を満たす特別な時間をお届けします。普段は決してお出しすることのできない特別な価格でのご案内となります。ぜひ皆様お誘いあわせの上、お越しくださいませ。
「シャンパンもいいけれど、もっと自由にキャビアを楽しんだって いいんじゃない?」
キャビアの既成概念をフラットに捉え直すため、多くの方のイメージの中にある、「シャンパン」ではなく、あえて【日本酒】を選びました。記念すべき第一回目のパートナーは、日本酒の常識を覆し続ける酒蔵、土田酒造。江戸時代から続く伝統製法である生酛造りにこだわり、蔵に棲みつく天然の乳酸菌をはじめとする微生物の力を最大限に活かした酒造りを実践されています。米・麹・水と、菌の力だけで、添加物を一切使わずにお酒を造るその姿勢は、マダムで提供するキャビアの原材料はチョウザメの卵と塩だけ。防腐剤を使わず加熱も冷凍もしないという、徹底してナチュラルにこだわるスタイルと重なります。互いの共通点である”Natural(自然のありのままの在り方)”をイベントのテーマに、キャビアと日本酒の心地よいマリアージュを披露いたします。
■時間
一部:15:00~15:50
二部:16:30~17:20
三部:18:00~18:50
四部:19:30~20:20
※本イベントは、各部人数限定の完全予約制です。当日券のご用意は一切ございません。前売り券のご購入は、事前にこちらからお願いいたします。
■場所
AL Gallery 東京都渋谷区恵比寿南3丁目7-17 KiKibldg.1F
■当日、皆さまをお迎えするのは、

1988年、近江牛の生産地として有名な滋賀県近江八幡市生まれ。仏料理人の父と食材選びを大切にする母のもとで五感を育む。30歳でキャビア専門輸入卸業者に就職し、年間約300日世界各地の様々なキャビアのテイスティングを経験。キャビアの栄養や魅力を語る言葉に説得力を持たせたいと、2022年に健康管理能力検定1級を取得。「健康だからこそ、食事を最高に美味しく味わえる」をモットーに、キャビアの本質と価値を伝えるべく、2023年マダムスタージャンキャビアを設立、代表を務める。

1985年東京都生まれ。東京バイオテクノロジー専門学校醸造発酵コース卒業後、土田酒造株式会社に入社。2012年7月より杜氏を務め、2019年より全量生酛純米・添加物不使用の環境で微生物の力に頼った酒造りに取り組んでいる。母校にて非常勤講師として清酒製造実習・分析実習を担当。一級酒造技能士。
Q:今回のイベントを行うのはなぜですか?
A:(松居)ブランド設立時からの、念願のイベントです。ありとあらゆるキャビアを食べ、自信を持っておすすめできるものだけを扱っていますが、言葉だけではその魅力が伝わりづらく、もどかしい悔しさを何度も味わってきました。だからこそ、実際に食べ比べていただく機会を作りたかった。また、マダムはチョウザメの啓蒙活動を目的としています。キャビアという華やかな食材の、光だけではなく背景も含めて、知って、感じて、まるごと愛していただける機会にしたいと思っています。
Q:なぜ土田酒造の星野元希さんをお呼びするのですか?
A:(松居)マダムのキャビアに最適な飲み物を探る中で出会ったのが、土田酒造の「プリンセスサリー」です。味わい、造り手の人柄、そして「余計なものを足さない」蔵の理念に、マダムと通ずるものを感じて惚れ込み、イベント第1回目は、土田酒造さんしかあり得 ないと心に決めていました。日本酒の常識を覆し続ける酒蔵の「お酒の設計図」を担う杜氏の星野さんから直接話を伺い、お酒を注いでいただけるなんて…なんて贅沢な体験だろう、と私が一番わくわくし、是非にとお願いした次第です。
Q:星野さんにご質問です。ご自身の日本酒づくりに対する思いを教えてください。
A:(星野)杜氏なのに「造りたい酒」がない。そう言うと驚かれることが多いですが、実はそうなんです。個人的な好みはドライで熟成した酒なのに、実際に造っているのは甘くて旨味リッチな酒が多い。自分の好みと、社長が求める酒と、市場が求める酒はそれぞれ違うと考えています。
でも、それでいいと思っています。私はサラリーマンであり、会社ありきの "杜氏" だからです。社長が求める酒を造れるよう技術を磨き続けることが自分の仕事だと思っています。酒蔵とは蔵元(社長)そのものであり、蔵元ありき。それ以上でも以下でもない。
ただ、酒造りが嫌いかというと全く逆で、趣味と呼べるくらい面白いと感じています。難題が次々と降りかかってきて、クリアするとまた次の壁が現れる。ゲームのようにハマっていて、もう抜け出せません。笑
Q:マダムの取り組みや姿勢、松居の初対面の印象等、どのようにお感じか教えてください
A:(星野)初めてお会いしたのは「若手の夜明け」というイベントでした。第一印象は、「本気で旨いものを探している人だ」。雑談ではなく「プリンセスサリーに合うキャビアがある」と、自分の舌で確かめた具体的な提案を手に話しかけてくださったのをよく覚えています。取り組み方も一貫していて、今回のイベントもキャビアの原価だけをいただいて、利益ではなく"認知を広げ、母体であるチョウザメのことまで知ってもらう"ことを目的にされている。しかも「ただ並べるより、あえて比べてもらった方が本当の良さが伝わる」と、来場者が実際に学べる形まで考え抜いている。人前で話すのは得意ではないと言いながら、それでも伝えたいから場を作る——その誠実さには、造り手として頭が下がります。
Q:松居亜矢をどう思いますか?
A:(星野)「キャビアを売る人」ではなく、「キャビアの価値と楽しみ方を伝える人」だと思っています。輸入卸からあえて独立されたのも、ただ卸すのではなく"どう食べると一番おいしいか"まで含めて届けたい、という想いがあってのこと。実際、土田の「プリンセスサリー」とキャビアの相性に最初に気づいたのも松居さんご自身でした。一方で「私は日本酒に関しては全くの無知です」と臆せず言い切り、専門のことは専門家に任せる潔さもある。自分の強みと人に頼るところを、はっきり分けられる方です。蔵にも足を運んでくださり、食事にもお誘いいただくなど、いつも気にかけていただいて、素直にありがたく思っています。お会いするたびに前向きで、こちらまで元気をもらえる方です。
Q:貴蔵がつくる日本酒と、マダムのキャビアとの相性をどう思いますか?
A:(星野)相性は、松居さんの方が先に「プリンセスサリーが合う」と見つけてくださっていました。実際に自分で合わせてみて、確かに調和すると感じました。面白かったのは、合うかどうかは味の方向性だけでなく、"余韻の長さ"がそろうかどうかが大事だ、ということ。バエリとプリンセスサリーは、ちょうど余韻の長さが似ていて、口の中での消えていき方が無理なく重なる。だから自然に調和するんだと思います。
バエリはキャビアの中でも軽やかで親しみやすく、初めての方にも入りやすい。そこにプリンセスサリーを合わせると、同じ一粒が少し表情を変える。その"変わる瞬間"を体験してもらえるのが、今回のペアリングの醍醐味だと思っています。
Q:星野さんの日本酒に対する思いと、松居のキャビアに対する思いの共通点を教えてください。
A:(星野)一番はっきりしている共通点は、「余計なものを足さず、自然のままに仕上げる」という姿勢です。土田は米・麹・水と、菌の力だけで、添加物を一切使わずに酒を造る。松居さんのキャビアも、チョウザメの卵と塩だけ、防腐剤を使わず加熱も冷凍もしない。素材と自然の力を信じて、手を入れすぎない——今回のイベントのテーマ「Natural」は、まさにこの重なりから来ていると思います。調べれば何でも分かり、"それなりに良いもの"なら誰でも手に入る時代だからこそ、借り物の評価ではなく、自分の舌で本当の良さを確かめてほしい。私たちが「情報も技術も行き渡った時代に、どう中身で勝負するか」を考えているのと、松居さんが「自分の五感でキャビアのおいしさを決めてほしい」と願うのは、根っこが同じだと感じます。
Q:今回のイベントに対してどう思いますか?
A:(星野)素直に、楽しみです。8月の満月「スタージャンムーン」というキャビアの母体であるチョウザメに縁のある日に、普段のイベントでは出会えない皆さんに、土田の酒を直接知っていただける貴重な機会でもあります。当日は私も伺って、作り込まれた"正解"を出すというより、その場の揺らぎごと楽しんでいただける会にできたら、と思っています。
Q:最後に、イベントのタイトル「Natural ~嗜み方を知る大人はかっこいい~」に込めた思いを聞かせてください
A:(松居)私たちは、調べれば何でもわかった気分になれる現代を生きています。AIに「キャビアってどんな味?」と聞けば、それっぽい答えは返ってきますが、実際の味わいとはまるで違います。私たちの特権である、【自分の五感で感じること】さえも、ネットの多数決に委ねてしまうことに、ふと寂しさを感じました。 誰かが良いって言っているからではなく、自分がおいしいと感じたものを信じて選ぶ方が、ずっと「Natural」だと思うのです。同時に、一粒のキャビアを通して、食のあり方や尊い命をいただくことの意味にそっと想いを巡らせる——それこそが、私の考える「嗜み」です。
表面的な華やかさを楽しむのもステキなことですが、自らの感性と美意識で選択し、そのものが持つ背景にも優しく敬意を払える大人って、とってもかっこいい。そんな「かっこいい大人」の輪を、皆様と一緒に広げていけたら嬉しいです。当日はどうぞ肩の力を抜いて、あなたにとっての「Natural」を見つけにいらしてください。