啓蒙活動
- 日本のキャビア消費量は世界トップクラス。
一昨年の総輸入量27tに続き、昨年2024年は29t。近年の輸入量は右肩上がりです。しかし今、キャビアの在り方が大きく変わろうとしています。
性別の判別が難しい上に、卵を抱くまでに長い年月を要するチョウザメ。効率的にキャビアを生産するため一部研究機関が考え出したのは、メスだけをこの世に造り出す方法でした。ホルモン操作によって性別を変えられたチョウザメたちが世界・日本のあちらこちらで育てられ、それらから採れたキャビアが流通しています。その他にも、原産国のブランドをめぐって経由国を増やした産地操作など様々なキャビアが渦巻いています。
何百年も前から世界中のフーディーに愛され求められたキャビアは、人の手によって複雑に操作された卵ではなかったはずです。今こそキャビアの真の魅力に目を向けるときではないでしょうか。そのために必要な知識を啓蒙する活動に注力して参ります。
